もともと狩猟犬なのに足が遅い?バセット・ハウンドの性格や魅力、飼い方

バセット・ハウンド

性格/歴史

バセット・ハウンドは1600年代のフランスで初めて発見された中型サイズの狩猟犬です。もともとはうさぎや穴熊を狩ることを目的としてかけあわされた品種でした。

狩猟犬にしては足が短く速く走ることを得意としてはいません。しかしとても鼻がよく、足が短いことから獲物を油断させやすいバセット・ハウンドをつかった狩猟は、当時のフランス貴族をはじめとして猟師や一般市民にまで広く人気がありました。

本来狩猟犬だったバセット・ハウンドは1800年代の後半から少しずつフランスからイギリス、アメリカへと輸出されるようになり、独特の愛嬌をもつペットとしての地位を確立しています。

魅力

バセット・ハウンド

バセット・ハウンドの魅力は、ずんぐりむっくりとした体型垂れ下がった長い耳愛嬌のある特徴的な顔つきにあります。

ほかの中型犬に比べて頭が大きく骨太なバセット・ハウンドは、ゆっくりとした動きも相まってぬいぐるみのような可愛らしさをもっているのです。

狩猟犬ですので体力はありますが、走るのが得意ではないため大型犬ほど毎日長時間の散歩を必要としないのも魅力のひとつです。

また非常に頭がよく温厚ですので、しっかりしつけをしていれば子供のいるご家庭でも安心して飼うことができます。

飼い方

バセット・ハウンドは室内飼いが可能です。基本的におっとりとした性格ですので、散歩は1日に1時間程度で十分となっています。

狩猟犬だけに吠える声は大きいですが、非常におだやかな性質ですのでしつけをしっかりしていれば無駄吠えは多くありません。頑固な性格ですので、しつけは時間をかけてじっくり行う必要があります。

寿命

バセット・ハウンドの平均的な寿命は、10年から12年です。

同種の犬より寿命がやや短いですが、日常的に病気や肥満のケアに気をつけてあげれば長く一緒にいることができます。

気をつけたい病気

バセット・ハウンドは、胴が長く足が短いという犬種としての身体的特徴から、椎間板ヘルニアにかかりやすいです。耳が大きく長く垂れ下がっていることから、外耳炎になりやすい犬種でもあります。

また遺伝的な疾患を引き継ぐことが多いため、チェリーアイや緑内障といった眼の病気、その他関節の病気にも注意が必要です。

犬を買うとき、譲ってもらうときの確認をしっかり行い、日頃から体のどこかに異常がないかをチェックするくせをつけるのが病気の早期発見早期治療に効果的です。

価格相場

バセット・ハウンドを飼うなら、予算は20万円前後を見ておきましょう。

ただし血統の優れたバセット・ハウンドや優秀なブリーダーから譲り受ける場合、絶対に人気のあるレモンカラーがいい、という場合は30万円近くすることもあります。

バセット・ハウンドを購入する方法はペットショップでの購入ブリーダーを通じての購入里親募集の3種類があります。

国内の流通量が多い犬種ではないため、興味がある場合は信頼できる近所のペットショップや大型店でバセット・ハウンドを飼いたいと相談してみるのがおすすめです。

もともと狩猟犬なのに足が遅い?バセット・ハウンドの性格や魅力、飼い方

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