性格/歴史
ブルドッグの性格は、温厚でとても優しいわんちゃんです。飼い主さんへの忠誠心が強く、飼い主さんが大好きな甘えん坊です。しかし、頑固者の一面もあります。
ブルドッグの「ブル」は、大きな雄牛を意味しており、13世紀から19世紀のイギリスでの雄牛とわんちゃんを戦わせるという娯楽の「ブルベイティング」のためにマスティフ系の犬種を改良して生み出された犬です。
1835年、動物愛護犬の観点から闘技は中止され、ブルドッグの改良が始まります。改良によって、闘犬からの闘争心や攻撃性の内面を抑えられ、現在のブルドックの誕生に繋がります。
この様な歴史から、ブルドックの外見が強面の理由がわかります。
魅力
ブルドッグの魅力は、顔が大きく、下顎が出た鼻ぺちゃ顔な愛嬌のある外見と、外見からは想像できない甘えん坊の性格です。このギャップに、飼い主さんは心を打たれます。
運動は苦手なタイプなので、すぐに疲れてしまいますが、またそこが可愛いです。疲れて休む時の姿勢が、伏せの場合は顔のシワシワの皮がだるんと垂れます。
お座りの姿勢の場合は、人間のようにお尻を直接地面に付け前に足を投げ出して座ったりと、行動を見ているだけで、たくさん楽しませてくれます。一緒にいる人を、楽しませてくれる愛嬌さがブルドッグの最大の魅力です。
飼い方
ブルドッグは、無駄吠えもなく、優しい性格なので飼いやすい犬種です。無駄吠えがご近所トラブルに繋がることもあるので、そのような面を考えてもマンションなどでも気兼ねなく飼うことができます。
頑固でマイペースな面もあるので、しつけに時間がかかることもありますが、大切なことなので根気強く楽しくしつけをすることがポイントです。
ブルドッグを飼う上で、忘れてはいけないのが「暑さ」です。ブルドッグは暑さにとても弱いので、ブルドッグの様子を見て、室内の温度調節に気を配ることを絶対に忘れてはいけないのです。
寿命
ブルドッグの寿命は、平均8～10年と他の犬種に比べて短いです。
気をつけたい病気
ブルドッグの気をつけたい病気のNo.1は熱中症です。ブルドッグは熱中症によって命を落としてしまうケースは多く、外出中にエアコンをつけ忘れてしまって、熱中症にかかってしまったということがよくあります。
気温が上がってくる季節からはエアコンで必ず温度を調節することは必須になります。お散歩の時間も考えてあげることも大切で、早朝に行くのがオススメです。
次に気になる病気は、皮膚病です。ブルドッグは、皮膚が弱いことも多いですし、シワシワの皮膚の間に汚れがたまりやすいです。したがって、こまめに拭いてあげて、清潔を保ってあげることが重要になります。
価格相場
ブルドッグの価格は、約30万円～50万円です。ショータイプのブルドッグになれば、約100万円もの価格になったりします。
他の犬種に比べて価格が高い理由は、ブルドッグは他の犬種に比べて頭が大きいために、自然分娩が難しく、ほとんどの場合が帝王切開で出産します。死産してしまう場合も多く、ブルドッグの出生率は低いために、価格が高額になってしまうようです。
一匹一匹大切な命なので、価格も大事ではありますが、家族として迎えるわんちゃんとの相性を一番に考えることは忘れてはいけないことです。
