キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとはどんな犬?特徴や飼い方をご紹介

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

性格/歴史

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは19世紀はじめにイギリスで作られた小型犬です。日本では略して「キャバリア」と呼ばれています。

スパニエル種は元々鼻先が長かったのですが年月と共に次第に短くなっていきました。当時イギリスに来たアメリカ人ロズウェル・エルトリッジが鼻先の長いスパニエル種の復活を求めて懸賞金を出しました。

多くのブリーダーが試みた結果キング・チャールズ・スパニエルから稀に生まれる先祖返りの個体の固定に成功し現在のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが誕生しました。

温厚で遊び好き、とても人懐っこいので、はじめて犬を飼う人やあまり飼ったことのない人にもおすすめの犬です。

魅力

キャバリアの魅力のひとつは多種ある毛色です。

白と赤褐色の「ブレンハイム」白、黒、赤褐色の「トライカラー」赤褐色と黒の「ブラックタン」赤褐色の「ルビー」と4色あります。人気は「ブレンハイム」ですがどの色も魅力的です。

大きなたれ耳に長い被毛が愛らしいです。スキンシップが好きで抱っこや頬ずり等人に触られることを好みます。素直でしつけがしやすく社交的なので多頭飼いにも向いているのも魅力のひとつです。

飼い方

小型犬なので散歩は室内を自由に歩き回れる環境であれば一日一回、ストレス解消や日光浴もかねて30分くらいで良いでしょう。

毛足が長いので毎日のブラッシングは必要ですがカットやトリミングをする必要はありません。あまり運動量の多い犬種ではないので爪は伸びすぎないように気を付けて時々切りましょう。

寿命

キャバリアの平均寿命は9~14年ほどと言われています。小型犬としては平均寿命は短めです。

気をつけたい病気

キャバリアには気をつけたい病気が4つあります。

  1. 僧帽弁不全症
  2. 脊髄空洞症
  3. 糖尿病
  4. 外耳炎

キャバリアは、僧帽弁不全症と言われる後天性の心臓疾患を発症しやすいと言われています。1歳を越すと注意が必要です。また、脊髄空洞症と言われる遺伝子疾患の発症率も高いと言われています。さらに糖尿病。これもなりやすい犬種だと言われています。

また、大きく垂れた耳が常にかぶさっていて通気が悪いので、外耳炎にもなりやすいです。これはキャバリアにかぎらず、耳の垂れている犬種の宿命とも言うべきでしょう。

ただ、外耳炎に関しては小まめなお手入れで防ぐことができます。定期的な手入れに加えて、早めの検診で早期発見、早期治療に努めましょう。

価格相場

キャバリアは日本でも人気の犬種で価格の相場は10万~20万円くらいです。

血統が良ければそれ以上となることも多く、チャンピオンの血統であれば50万円ほどすることもあります。

また理想体重に近いほど値段は高くなります。数の少ない毛色の「ブラック・タン」や「ルビー」のほうが高く、20万をオーバーすることもあります。

ペットショップで売れ残ったりなかなか里親がみつからなかったりすると値段が下がってくることが多いです。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルとはどんな犬?特徴や飼い方をご紹介

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