美しい模様と飼育しやすさが魅力!コーンスネークの特徴・飼い方

コーンスネーク

性格/歴史

コーンスネークは、おとなしい性格の無毒のヘビで、アメリカ合衆国原産でナミヘビ科ナメラ属に分類され、別名をアカダイショウと言います。

主に地表に住んでいますが、木に登ることもあります。寒い地方に住む個体は冬眠しますが、温かい地方に住む個体は冬眠しません。

食性は動物食で、小型哺乳類や小型鳥類(卵を含む)、さらに爬虫類や両生類を丸呑みで捕食します。体長は、大きいもので1.5m程度になり、中型のヘビに属します。

なお、名前の「コーンスネーク」は、模様の斑点がコーン(トウモロコシ)に似ているヘビであるから、とされます。

魅力

コーンスネークの魅力は、性格がおとなしく人を噛むことが滅多になく、飼いやすいことに加え、色が鮮やかで模様も美しいことです。

典型的なものでは、濃いオレンジ色を地色にしたものとなり、これに黄味がかった淡いオレンジ色の斑点状の模様が入り、その模様の輪郭を黒色が縁取るような格好になります。

これ以外にも、白色のアルビノを初めとして多くの品種があり、色や模様のバリエーションを楽しめますが、原種でもある一般的な品種のものであっても、色鮮やかです。

アルビノのコーンスネーク

アルビノのコーンスネーク

飼い方

コーンスネークの飼育は比較的簡単で、プラスチックのケースで飼育できます。

ケースには、木のカンナ屑などを敷き詰めます。ただし、ケースのフタは、逃げ出しにくい確実なものでなければなりません。ヘビは変温動物であるため、気温が下がる時期にはヒーターで温める必要もあります。

餌は、冷凍マウスで大丈夫です。コーンスネークは、生き餌でなくても、ピンセットで解凍したマウスを摘んで動かすようにすれば、食いついてきます。

ベビーのコーンスネークであれば、冷凍ピンクマウス(生まれたばかりの毛の生えていないマウス)を使い、必要ならハサミで小さく切ります。

寿命

寿命は10年から15年で、長く付き合えます。

気をつけたい病気

コーンスネークの飼育では、衛生管理に注意が必要です。

食べ残しを放置せず取り除き、水は毎日取り替えます。糞の除去、脱皮した皮の除去にも気を配ります。ダニなどの寄生虫の発生に注意し、脱皮の時には脱皮不全になっていないか点検します。

ヘビは、餌を丸呑みする時に、口の中を怪我することがあるため、口内出血がないかの点検も必要です。

また、メスのヘビが産卵する時、卵が途中で詰まることがありますので、産卵時にこの点を注意します。なお、コーンスネークを触りすぎると、拒食症になることがあります。

価格相場

コーンスネークは、品種によって色や柄に違いがあり、市価相場は、一般的な品種なら6000円前後ですが、珍しい品種だと2万円を越えるものもあります。

ベビーであれば、餌代にまだそれほど経費を積み上げていないため、もっと安く入手できます。ただし、小さすぎるベビーは、まだ体力が充分でないため、温度管理などに注意が必要になります。

コーンスネーク飼育の入門者であれば、価格が安く、色も鮮やかで美しい一般的な品種で、ある程度の体長になったものから始めると良いでしょう。

美しい模様と飼育しやすさが魅力!コーンスネークの特徴・飼い方

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