小型犬とは思えないパワーとスタミナ!ジャック・ラッセル・テリアの特徴・飼い方

ジャック・ラッセル・テリア

性格/歴史

ジャック・ラッセル・テリアは19世紀イギリスの南西部にあるデヴォンという地域で誕生した犬種で、愛称として単にジャックと呼ばれることもあります。

かつて現地の牧師によりキツネを狩るための犬として生み出されましたが、その後はイギリス国内外にも輸出され、さまざまな犬種との交配が進みました。

非常に繊細な性格で、また俊敏に動いたり穴を掘ったりすることが得意です。狩猟犬の性質からか、強い好奇心を持つ傾向があり、特に何か動きのあるものによく反応を示します。

魅力

ジャック・ラッセル・テリアの大きな魅力は忠誠心の強さで、飼い主以外の人間には滅多になつくことがありません。加えて高い知能と運動能力、そして勇敢な性格を持つことから、しっかりとしたしつけのもと育てれば非常に優秀なパートナーとなります。

陽気で遊び好きという一面もあり、飼い主も彼らとともに楽しい時間を過ごすことができるでしょう。

ジャック・ラッセル・テリア

また前述したとおり狩猟犬としての性質が非常に強く、自分よりも大きな相手に対しても物怖じせずに向かっていく傾向があるので、山へ分け入る必要のある場合には心強い味方となります。

飼い方

ジャック・ラッセル・テリアを家庭で飼うことは比較的難しいと言われています。

気性が他の犬種に比べて激しく、また適切にしつけを行わなければ飼い主をリーダーとして認めないので、その場合はやがて手を付けられなくなってしまうためです。子犬の時期からしっかりと、立場を意識させるような飼育を行う必要があります。

また体力があるので、毎日欠かさずに十分な運動をさせてあげることも非常に大切です。

小型犬だからちょっとした散歩でも運動になるだろうと思ってはいけません。小型犬とは思えないパワー、スタミナも無尽蔵。欲求を満たすためには、ある程度の時間を確保する必要があります。

寿命

一般的には長生きをする犬として知られているジャック・ラッセル・テリアの寿命は、おおよそ13年から16年となっています。

気をつけたい病気

彼らを飼育するうえで特に気を付けたい病気として挙げられるのは外耳炎です。

ジャック・ラッセル・テリアはたれ耳の外見が特徴的で、それゆえ耳の周辺の衛生状態を保つことが難しい場合があります。この病気が進行すると音を聴くことが困難になってしまうので、定期的に耳をチェックし、時には重点的に掃除してあげるのがよい対策です。

もうひとつの重大な病気は白内障です。

見られる症状は人間とほとんど同じで、水晶体が濁り、やがては失明してしまう危険性があります。こちらは早めに治療をすれば十分に治せる可能性のある病気ですので、日頃の観察から、どんな小さな変化でも確認するように心がけましょう。

価格相場

ジャック・ラッセル・テリアの価格はその血統や毛の模様・性質により異なっています。

概して15万円から25万円と言われていますが、例えば親が優秀な成績を残したことのある個体の場合、値段が大きく上がります。

またこのような血統の個体は一般のペットショップに出回ることが少なく(ブリーダーがコンテストに出場させる目的で育てていることが多いため)、それも高い値段のつけられる一つの要因となっています。

外見で値段が左右されるのは、例えば顔の部分にかかってくる模様の形や位置などが魅力的で、人気の高くなったものが高く取引される場合のことです。どちらかというと毛の性質よりも、色などの要素が重要視される傾向にあります

小型犬とは思えないパワーとスタミナ!ジャック・ラッセル・テリアの特徴・飼い方

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