フェレットを多頭飼いするための3つのポイント

フェレットの多頭飼い

フェレットがかわいいと思って飼っているうちに、「もう1匹飼いたい」と思う人は少なくないはずです。

むずかしいと言われる犬や猫の多頭飼いに比べるとフェレットの多頭飼いはハードルが低いです。しかしコツやメリット・デメリットを押さえているかどうかで、快適かつ楽しい生活になるかどうかも決まります。

そこで、フェレットの多頭飼いをスムーズにし、お互いに幸せになるためのポイントを3つご紹介いたします。

フェレットを多頭飼いする方法

1. ケース選びに気をつける

ケース選びに気をつける

フェレットを多頭飼いするのは、それほど難しくはありません。フェレットを多頭飼いしたいと考えているなら、それを見据えてケージを選ぶのがポイントのひとつです。ここでは3つにわけてフェレットの飼い方とおすすめのケージについて解説していきます。

横に広いタイプのケージ

多頭飼いをするつもりがなく、1匹だけで済ませるなら、横に広いタイプのケージがあれば十分です。ハンモック、トイレ、ご飯入れ、水のボトルが一括管理できるので、スペースを取らず、掃除も簡単です。

縦に長いタイプのケージ

多頭飼いをするならフェレット同士がある程度離れて生活できる環境を整えておくのも大事でしょう。

高さのあるケージならけんかになっても逃げ場があり、生活領域をわけることもできるので、フェレットにとっては快適な住環境が手に入るはずです。

サークルタイプのケージ

フェレット同士があまり攻撃的でなく温厚であればサークルケージを導入してみるのもいいでしょう。広い運動スペースが確保できるのは魅力的です。

2. 感染症などに気をつける

感染症などに気をつける

フェレットを多頭飼いする場合には感染症が発生するリスクが高まるため、特に掃除に気をつけましょう

コロナウイルスと言ってフェレットに腸炎を引き起こすウイルスが確認されています。これに感染すると、嘔吐、下痢、脱水、体重減少などの症状を引き起こすので、兆候があった場合はすぐに獣医の診察を受けましょう。

またコクシジウム症といって同名の原虫がフェレットの体内に寄生する病気もあります。たとえ、この原虫が寄生したとしても、免疫力の高いフェレットであれば症状は出ないか、出ても軽いもので済むでしょう。しかし体力や免疫力が弱い低年齢、もしくは高年齢のフェレットの場合、下痢、嘔吐、食欲減退、よだれなどの症状が出てしまいます。

獣医による検査ですぐにわかるので、やはりすぐに獣医の診察を受けることをおすすめします。1頭飼いのときと変わらず、こまめに手をかけるのが多頭飼いにおいてもコツでありポイントにもなります。

3. フェレットたちへ平等に接する

フェレットたちへ平等に接する

比較的多頭飼いしやすいといわれているフェレットですが、多頭飼いがうまくいかないケースも存在する点に注意しましょう。

たとえば、飼い主に対する独占欲が強い甘えん坊のフェレットを先に飼っていた場合、新しく来たフェレットに対して嫉妬心を抱く可能性があります。これは、メスのフェレットに多くみられる傾向です。特に他のフェレットと1度も接触したことがないケースで頻発するようです。

新しく来たフェレットと相性が悪いからという理由で、どちらか一方を手放すことはなかなかできません。やはり、すでに飼っているフェレットと新しく迎えるフェレットの相性を見極める必要があるでしょう。

ペットショップの中には、いわゆる「お見合い」期間を設定してくれるお店もあるので、1度相談してみるのをおすすめします。

そして、何よりも「どの子もかわいい」という平等な気持ちで接するのが大事です。動物でも扱いに差がつけば心理的にも不安定になるので、平等にかわいがってあげるのを忘れないようにしましょう。

まとめ

以上、フェレットを多頭飼いするための3つのポイントでした。

比較的飼育しやすいフェレットの多頭飼いですが、どうしても個体によって差が出てきます。それぞれの個体がどういう性格かを観察して把握しつつ、一匹ずつ手間をかけて兵藤に接することが大切です。

フェレットを多頭飼いするための3つのポイント

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