小型であいくるしさが人気のウサギ、ネザーランドドワーフの特徴・飼い方

ネザーランドドワーフ

性格/歴史

ネザーランドドワーフは品種改良によって20世紀初頭のオランダで誕生した小柄なウサギです。

イギリス原産のポーリッシュと野生のアナウサギ種で交配され、数世代を経過してカイウサギとなりました。1948年に初めてイギリスへ輸入されています。

1970年代頃の初期ネザーランドドワーフは野生種を交配した影響で凶暴な性格が残っていました。しかし、後の育種によって活動的で人懐っこく好奇心旺盛なペットに適した品種となりました。

魅力

ネザーランドドワーフ

ネザーランドドワーフの魅力は、その小柄であいくるしい見た目とスキンシップを怖がらない人懐っこさです。

丸っこく体に対して大きめの頭と小さな立ち耳、クリっとした目が可愛らしくちんまりとしたルックスが女性を中心に人気を集めています。

また、純血品種にはチョコレート、ブルー、碧眼ホワイト、ルビー眼ホワイトなど公認されているだけでも30種類以上存在する豊かな被毛のカラーバリエーションも魅力的です。

温和で人を怖がらないので安心して触れ合える上、清潔好きであまり鳴き騒がないので一人暮らしのマンションやアパートでも飼育できます。

飼い方

ネザーランドドワーフはストレスを感じやすい動物なので運動できる環境を整えたり適度なコミュニケーションを図ってストレスを解消してあげると良いでしょう。

子ウサギの時には免疫力が特に低いので、飼育環境を清潔に保つ事が大切です。幼少期にトイレのしつけをしておくことも飼育の上でのポイントになります。

また、ウサギは一般的に縄張り意識が強い動物です。何匹も同時に飼育する場合は、子ウサギの頃から慣らしておくことで喧嘩を防げます。

寿命

ネザーランドドワーフの平均的な寿命は5年、長くて10年程度となっています。

気をつけたい病気

ネザーランドドワーフを飼育する際に気をつけたい病気として「スナッフル」「尿石症」などが挙げられます。

スナッフルとはウサギの慢性鼻炎のことで、くしゃみの頻発や鼻水が止まらないなどの症状が見られます。感染症であるため、多頭飼いしている場合は他のウサギに移らないように一旦隔離して、なるべく早めに病院へ連れて行きましょう。

尿石症はカルシウムが膀胱内で結石化してしまう病気で、排尿頻度が著しく低下したり食欲不振がつづく場合は注意が必要です。カルシウムの多いペットフードの与え過ぎや水分不足などが原因で発症します。基本的に外科手術である為早期発見が重要です。

価格相場

ネザーランドドワーフの価格相場はペットショップで2万円前後、ウサギ専門店では3~7万円程度となっています。

専門店の価格がペットショップよりも高くなっているのは、ウサギにとって最適な飼育環境での管理や購入後のアフターケアが充実しているからです。

ウサギは夜行性であるため、夕方から夜にかけて動き回ったりエサを食べたりします。購入を検討する際は夕方以降お店に立ち寄って、本来の活動風景を見て性格を見極めると良いでしょう。

小型であいくるしさが人気のウサギ、ネザーランドドワーフの特徴・飼い方

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