性格/歴史
オシキャットは、アメリカの繁殖家バージニア・デイリーがシャムとアビシニアンを交配させた猫です。
始めはトンガと名づけられましたが、娘がオセロットというヤマネコに似ていると、オシキャットと改名します。新しい猫種としてCFAに登録申請するも、受理されませんでしたが、10年以上経ってから他の繁殖家の力によってTICAとCFAに公認されました。
野性味溢れる豹柄の見た目に反して、人懐っこくて甘えん坊です。他の猫や子どもとも遊ぶことができます。
魅力
オシキャットの魅力は、見た目と性格のギャップでしょう。
豹のように凛々しく警戒しているときの表情は少し怖いくらいですが、甘えてくるときなどにイメージの違いを感じて心を奪われてしまう人も少なくないです。
また、外交的で頭も良く、遊ぶのも好きなことから、猫の中で最も犬の性格に近いのではないかと考えられています。
名前を呼んだら来たりお座りをしたりボールを取ってきたりと、一緒に遊んで楽しめます。他の猫には中々ない、こうした特徴も魅力の1つです。
飼い方
しつけなどは犬と同じようにできるとされており、リードとハーネスを付けてお散歩を楽しむ人もいます。家ではキャットタワーなどを設置してあげると喜ぶでしょう。
甘えん坊の性格は、孤独が好きではないということです。留守がちな家庭であれば、多頭飼いするなどの工夫がいるかもしれません。
しかし、穏やかな性格の子を選ばないと弱気なオシキャットはストレスを抱えることになるので、多頭飼の場合は注意が必要です。
寿命
オシキャットの平均寿命は12~15歳です。
気をつけたい病気
オシキャットに好発する病気は少ないですが、あらゆる猫に見られる皮膚病や膀胱炎には注意しましょう。
猫はノミやダニ、カビなどが原因の皮膚病や、アレルギーが原因の皮膚病に罹りやすいです。かゆがっていたり毛が異常に抜けたりツヤがなくなったりしたら、皮膚病を疑います。また、ストレスでも抜け毛が発生することもあります。
膀胱炎になると水を飲む回数やトイレの回数が増えますが、尿の量が少ないです。メスの方が罹りやすいとされています。
価格相場
オシキャットはブリーダーが少なく、ペットショップで見かける機会は少ないでしょう。ほとんどがブリーダーからの直接購入になります。
オシキャットの販売価格は、生後2~3ヶ月をピークに値下がりしていくのが一般的です。
相場は10~30万円となっており、月齢の他、血統と模様の綺麗さも価格に反映されるためバラつきが出ます。
チャンピオンの血統であれば20万円以上と高額になり、そうでなければ10万円以下で販売されていることもあります。