中国の宮廷内で飼われていた?ペキニーズの特徴・飼い方

ペキニーズ

性格/歴史

ペキニーズは中国原産の小型犬。もともとは、中国の歴代宮廷内においてのみ飼育されていました。8世紀の唐の時代からペキニーズは存在していたと言われており、1000年以上の歴史のある犬種です。

1860年のアヘン戦争でイギリス軍が北京の宮廷に突入した際に5匹のペキニーズを発見して、後にイギリスに渡ったこの5匹のペキニーズがヨーロッパの基礎犬となりました。

そして1893年にイギリスのチェスタードックショーに参加したことで、イギリスだけなくフランスアイルランドでも大人気になり、ペキニーズブームがやってきました。

性格は猫に近くマイペースで自尊心が強く、とても頑固です。人に媚びたりせず抱かれることが嫌いな子が多いです。

魅力

ペキニーズの魅力は、時々甘えにきてくれることです。

基本的にペキニーズはマイペースで頑固なので構おうとしても無視されることがあります。だけど、急にすり寄ってきて甘えることもあります。

ペキニーズ

普段が人間に媚びず距離を取っているだけあって、甘えられた時の嬉しさは、はかり知れません。このギャップこそがペキニーズに惹かれてしまう魅力の一つだと思います。

また、鼻ぺちゃな外見がとてもキュートで何時間見ていても飽きません。さらに、ふわふわな毛の中に真っ黒なくりくりとした目があり、まるでぬいぐるみのようで、見ていて癒されるのも魅力です。

飼い方

ペキニーズの飼い方は他の犬種と違って少し苦労します。

ペキニーズは自由奔放な性格である為、散歩中などに気にいらないことがあると急に立ち止まって動かなくなったりします。また、歩いている人や他の犬に吠えたりと問題行動を起こすことがあります。

ですので、基本のしつけを根気強く教える必要があります

ペキニーズは大人になればなるほどプライドや自由奔放さが高くなっていくので、しつけをするのが大変困難になる為、子犬の時からしつけることをおすすめしたいです。

寿命

ペキニーズの平均寿命は12~15年です。他の小型犬と比べて差はありません。

気をつけたい病気

ペキニーズは顔の皺の中やたるんだ部分で細菌が繁殖しやすく皮膚病を起こしやすいです。

赤いブツブツができたり、脱毛して皮膚が赤くなったりします。皺の中やたるんだ部分はこまめに清拭して清潔を心掛けましょう。

また、椎間板ヘルニアにもなりやすいです。

症状は発症した場所や重症度によって異なりますが、重度だと立つことが出来なくなったり排尿や排便がコントロールできなくなることもあります。異変を感じたらすぐに病院に連れて行きましょう。

価格相場

ペキニーズの平均的価格は15万円~25万円前後です。

価格には開きがあり、両親がチャンピオンタイトルを所持していたり、毛量が多く毛艶が良い子だと30万円を超えることもあります。

また、容姿や骨格、血統などで価格に差が生じます。容姿や骨格は般社団法人ジャパンケネルクラブなどが定めた犬種標準に近くなるほど高額になっていきます。

そして、家庭向きのペットタイプと呼ばれるペキニーズとドッグショー向けのショータイプと呼ばれるペキニーズではショータイプの方が高額になります。

中国の宮廷内で飼われていた?ペキニーズの特徴・飼い方

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