ペット保険には入るべき?メリットとデメリットを検証

ペット保険

愛するペットには、なるべく長生きして欲しいと思う方が多いのではないでしょうか。

ただ、ペットも人間と同様に、長生きすることでいろいろな病気やけがのリスクが高まります。そのため、いざというときに備えてペット保険に加入しておくことも対策のひとつになるでしょう。

そこで、ここではペット保険のメリットとデメリット、そしてその必要性などについて、詳しく解説していきます。

気になるお金の事情!ペットの医療費はどれくらいかかる?

日本獣医師会は2015年に、家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査結果という資料を公開しました。

そこで判明した医療費の平均は初診料が1,386円、再診料が726円となっています。入院料に関しては1日当たり小型犬が2,729円で中型犬が3,491円、大型犬が4,201円で特大犬が4,753円、猫が2,619円になります(病院によっては1泊当たりで計算する場合もあります)。

他にも狂犬病予防接種が2,944円、猫混合ワクチン(Felv を含むもの)が6,514円といったデータもあります。また、去勢手術は犬が1万7,675円、猫が1万2,652円となっています。

リスクが高い外科手術となると、その種類によって数万円の費用が必要になることもありえます。もしも高難度な外科手術や長期間の治療をしなければならなくなった場合、ペットの医療費はかなりの高額になることが予想されます

ただし、これらのデータはあくまで目安であり、住んでいる地域や診察を受ける動物病院によって医療費は変動します。

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ペット保険にはどんなメリットがある?

ペット保険の主なメリットとしては通常なら全額自己負担となるペットの医療費を軽減できるという点が挙げられます。

自己負担額が少なくなれば動物病院にも気軽に行きやすくなりますから、ペットの病気やけがを見逃す確率を抑えることができるでしょう。症状を早期に発見できれば治療の成功率も高まるため、愛するペットの健康を守ることにもつながります。

また、ペット保険の種類によってはペットの医療費を補償するだけでなく、ペットが人や物に与えた損害の賠償にも対応している場合があります

ペット保険のデメリットも理解しておこう

ペット保険のデメリットは病気やけがの有無にかかわらず、保険料を支払わなければならないことです。契約期間中にペットが1度も病気やけがをしなかった場合、保険料を支払うのがもったいないと感じることもあるでしょう。

それから費用が高額な手術や治療などを受けた際、保険に加入していたとしても自己負担額が大きくなってしまうことがあります。

さらに持病や年齢によってペット保険に加入できないケースもあるでしょう。それからペット保険は病院で行われるすべての治療に対応しているわけではないので治療方法によっては保険が適用されない可能性もあります。

ペット保険の必要性はケースバイケース

通常はペットの医療費が保険適用外であることを考慮するとペット保険の有効性は高いと言えます。

しかしペット保険に加入した場合の保険料の総額とペットが病気やけがになったときにだけ全額自己負担で支払う医療費の総額と、どちらが高額になるかはケースバイケースです。

そのためペット保険に入るべきかどうかは個人の事情と判断次第となります。ただペットの健康に日ごろから気を配り、頻繁に診察を受けたいと思う方はペット保険に加入したほうが金銭的、精神的に安心なのではないでしょうか。

ペット保険には入るべき?メリットとデメリットを検証

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