愛らしかったり賢かったりするなど、たくさんの魅力を持つ犬。犬を飼ってみたいと考えている人も少なくないことでしょう。
しかし何の心構えや準備もなく犬を飼うと想定外の事態に慌ててしまうことになるかもしれません。
そこで、犬を飼う前の心構えや必要な準備についてご紹介いたします。
犬を飼う前に知って欲しい!犬を飼う心構えとは
犬を飼う前に、犬も人と同様、命や意思を持つ生き物であることをきちんと認識しましょう。
犬の寿命は犬種によって大きく異なりますが、平均すると12~15年と言われています。その間、食事や排せつの世話は毎日欠かせませんし、散歩に連れていったり身体を洗ってあげたりするなどのケアも必要です。
また犬も病気をすることがあるため、必要に応じて予防接種を受けさせることや具合が悪いときには病院に連れていくなどの必要があります。
さらに飼い主が思ったように動いてくれないといった場面も珍しくないようです。物を壊すこともあるでしょうし、人が疲れていたり、病気をしたりしていてもお構いなしに甘えてくることもあるでしょう。
犬を飼うときには、たくさんの手間やお金、愛情が必要という覚悟を持つことが大切です。
室内犬を飼う場合に必要な準備とは?
フローリング対策もしっかりと!
室内で犬を飼う場合、犬の基本的な居住場所を作るためにサークルやケージが必要です。室内で放し飼いにすることを望む人もいますが、放し飼いはトイレなどのしつけが完了してからにしましょう。
サークルやケージの中に餌や水を入れる容器、トイレトレーなどを設置します。もちろん犬が好んで食べる餌やトイレトレーの中に敷くペットシーツなどの準備も必要です。
犬が快適に眠れるように犬用のベッドを用意したり毛布を敷いたりすることも忘れないようにしましょう。寒い季節にはペットヒーターなどの防寒グッズの準備も大切です。
また家の中がフローリングの場合、フローリングの素材によっては犬が歩きにくいこともあります。その場合はマットなどを敷いて対策をしましょう。犬が汚した場合でも簡単に手入れができるように水をはじくものや部分洗いができるものを選んでおくと便利です。
屋外で犬を飼う場合に準備するものとは?
ご近所に迷惑をかけない対策も考えて
室外で犬を飼う場合には犬小屋が必要です。犬小屋は直射日光を避け、風通しの良い場所に設置しましょう。防寒対策など必要に応じて中に毛布やマットを敷くことも大切です。
通行人や近所の人に迷惑をかけないように飼うことが大前提のため、犬小屋は「門から離れた場所に置く」「犬を鎖につなぐ」ことが重要といえます。放し飼いにする場合は犬が逃げ出さないようにフェンスや柵などを設けるといった対策も視野にいれましょう。
排せつ物の臭いが気になる場合は消臭作用のある砂や消臭剤などのグッズを準備すると良いでしょう。
また室外で犬を飼う場合は特に蚊やノミ、ダニなどへの注意が欠かせません。フィラリアの薬を獣医に処方してもらったり、ノミやダニを予防するグッズを購入したりするなどの準備も忘れないようにしましょう。
犬と一緒の生活をより充実したものにするためにも犬を迎え入れる前に心構えや準備をしっかりしてみてはいかがでしょうか。