温和でおとなしくて臆病?ボールパイソンの特徴・飼い方

ボールパイソン

性格/歴史

ボールパイソンはボールニシキヘビやロイヤルパイソンとも呼ばれている、ニシキヘビ科のニシキヘビ属分類されているヘビです。

一般的にヘビの性格は攻撃的なものがイメージされがちですが、ボールパイソンはそれらのイメージとは真逆であり温和でおとなしい性格をしています。

夜行性なので、飼育下ではシェルターに身を隠していることが多いです。外敵から身を守るために、頭部を中心部に入れてボールのような体形をとります。その行動から臆病な性格とも言われ、ヘビの飼育の入門としてすすめられることもあります

魅力

ボールパイソンの形態は、胴体は太く、体色は黒や濃褐色であり、褐色の斑点の模様が入ります。ニシキヘビの中では小柄ですが、風格はきれいに残っており、種小名の意味は「華麗な、すばらしい」という意味があります。

ボールパイソンの魅力のひとつとしては、多くのブリーダーによって生み出された数多くの品種(モルフ)が存在することです。さまざまな色や柄があり、代表的なものとして、アルビノやパステル、バンブルビーなどがあります。

ボールパイソン アルビノ

様々なモルフを掛け合わせて繁殖をする楽しみも魅力の一つ。愛好家が多く、ボールパイソンだけを専門に飼育している人も少なくありません。

飼い方

ボールパイソンの飼育には、飼育ゲージやシェルター、床材、保温器具などが必要です。臆病な性格をしているので落ち着ける場所としてシェルターを用意しましょう。また、もともとアフリカの赤道付近に生息しているため、一年中25~30度に保つための保温器具が必要不可欠です。

餌は基本的には地上近くに住んでいる小型哺乳類であるマウスやラット、ヤモリなどを与えることになります。

また、爬虫類はサルモネラ菌を持っています。素手で触った後は必ず石けんで手を洗わなければ人に感染するかもしれませんので、注意してください。

寿命

ボールパイソンの寿命は、数十年ほどです。

気をつけたい病気

ボールパイソンに限らず、ヘビの飼育はペットの中では簡単だと言われていますが、病気をしないわけではありません。

ボールパイソンは、ウイルス感染や出血、クル病などの病気に罹ることもあり、万が一のことを考えると、飼う前にヘビの診察が可能な動物病院を調べておくと良いでしょう。

ヘビは頻繁には食事をしないのでなかなか糞をしませんが、2週間以上糞をしない場合は便秘になっている可能性があります。

価格相場

日本に輸入されペットとして飼われはじめた頃は安価で、ニシキヘビの入門種のヘビとして紹介されることも多々ありました。

現在では多くのブリーダーが存在しており、さまざまな色や柄を持つボールパイソンが生み出されており、その結果として値段も幅広くなっています。

安いものであれば5,000円以下で売られていますが、めずらしいモルフであれば数十万円することもあります。

ペットショップではあまり多くのモルフはいませんが、爬虫類イベントなどではさまざまなモルフが見られます。

温和でおとなしくて臆病?ボールパイソンの特徴・飼い方

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