名前を覚えるほど人に懐く爬虫類!?フトアゴヒゲトカゲの特徴・飼い方

フトアゴヒゲトカゲ

性格/歴史

フトアゴヒゲトカゲはオーストラリア原産のトカゲで、平地から森林地帯まで幅広い環境に生息しています。

性格は怖そうな見た目とは正反対で、爬虫類の中でもかなり温和です。人懐っこく、慣れてくれば直接手で餌を与えることや撫でることも可能です。

また、名前を覚えさせることもできるので、名前を呼ぶと寄ってきたり、膝に乗ってきたりします。

個体によっては慎重な性格のフトアゴヒゲトカゲもいますが、少し長い目で見ればだんだん慣れてくるので楽しめます。

魅力

フトアゴヒゲトカゲ

フトアゴヒゲトカゲの魅力はその仕草にあります。

太めの体全体を使いながら何気ない仕草で、喜怒哀楽の表情を見せてくれます。上からケージをのぞき込むと、首をかしげながら目線が合うように見上げてきます。

また、日光浴をして体を温めるバスキング中には胸を張って上体を持ち上げて自信満々な様子を見せたり、片腕をゆっくり後ろから前に大きく回すのを繰り返すアームウェービングという仕草をしたり、 ボディーランゲージともいえる独特の表現は見ていて楽しめます。

飼い方

飼育環境の中で、爬虫類であるフトアゴヒゲトカゲにとって大切なのは飼育温度です。

飼育温度はかなり重要なので、神経質なぐらいにまめにチェックすると良いでしょう。適切な飼育温度は昼と夜とで違い、昼なら28度から33度、夜なら23度から25度です。常に適温が保たれるのが理想です。

寿命

フトアゴヒゲトカゲは、良好な飼育環境であれば10年から15年ほど生きることができると言われています。長生きのためには良好な飼育環境が大切です。

気をつけたい病気

フトアゴヒゲトカゲがかかりやすい病気は消化不良です。

消化不良は、食べた餌がきちんと消化されないで腸の中で詰まると起こります。消化不良になると、ぐったりして餌を食べられなくなり、それが長い間続くと腸が壊死してしまって、死んでしまう場合もあります。

原因の一つに、飼育温度が下がり過ぎたことによる消化機能の低下が挙げられます。また、食欲不振も飼育温度の低下が原因である場合があります。

爬虫類は自ら体温調節ができませんので、飼育温度が下がり過ぎないように温度管理はしっかりしてあげるのが大切です。

価格相場

フトアゴヒゲトカゲの価格の相場はだいたい2万円前後です。安いものであったとしても1万8千円ぐらいの価格です。ベビーはアダルトより安く1万円程度です。

ベビーは確かにアダルトに比べて値段は安いのですが、体が弱く、飼育温度の変化に敏感で消化不良など体調を崩してしまったりすることが多いからです。

病気になってしまうと大変なので、初めてフトアゴヒゲトカゲを飼う人や爬虫類の飼育に慣れていない人はアダルトを購入するとよいでしょう。

フトアゴヒゲトカゲの基本情報

フトアゴヒゲトカゲ

分類 アガマ科アゴヒゲトカゲ属
体長 全長最大49cm(頭胴長:23cm 、尾長:26cm)
体重 280~510グラム
生態
  • 昼行性
  • 雑食性
名前を覚えるほど人に懐く爬虫類!?フトアゴヒゲトカゲの特徴・飼い方

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