犬を飼うにあたっての準備と心構えは?

犬を飼う。簡単に聞こえるかもしれませんが、これは人生における大きな決断のひとつです。

なにしろ、犬を飼うということは犬を家族に迎え入れるということでもあるからです。家族ですから良いことも悪いことも含めて生活を共にしていくことになります。

では、犬を飼うにあたってどのような準備や心構えをしておけばいいのでしょうか。特に大切な3つのポイントをピックアップしてご紹介します。

1. 住宅環境を整える

住宅環境を整える

犬を飼う準備として、まず整えなければならないのが住宅環境です。一昔前であれば庭先で犬を飼う光景も珍しくありませんでしたが、最近では室内で飼育するのが一般的です。

犬を保護、譲渡している団体などでは、室内で飼育できることを譲渡の必要条件に挙げているところも少なくありません。

住宅で飼育するとなると、冷暖房の完備が必須となります。特に夏は室内の温度が上がるため、熱中症の注意が必要です。夏場でも部屋の温度を一定に保てるよう、エアコンが設置されていることが望ましいでしょう。

また、必要に応じて部屋にゲージを設ける準備もしましょう。キッチンや階段など、犬が入ると危険が生じる場所には柵を取り付けるなどして、事故が起こらないようにします。

室内で犬と暮らす場合、住宅環境を整えてから迎えることも大切な準備のひとつです。

2. しつけの大切さ

しつけの大切さ

犬を飼うにあたって忘れてはいけないのがしつけです。成犬を飼う場合はともかく、子犬から育てる場合はしつけが重要となります。

例えば、最近ではペットショップ等で教えられている場合も多いですが、トイレのしつけは犬と暮らすうえで重要な課題です。

トイレを失敗したときに叱ってしまうと、犬がトイレを我慢するようになってしまうこともあります。犬がトイレをきちんと覚えられるよう、しつけ方法を勉強しておくのが望ましいでしょう。

そして、子犬のときに必ず直しておきたいのが噛み癖です。

子犬は兄弟で生まれ、互いに遊びながら甘噛みなどを繰り返し、仕返しされたりすることで自然と不用意に噛まないように覚えていきます。しかし、そういった経験がない犬は飼い主がきちんとしつけをしないと、噛むことが悪いことだと覚えないまま育ってしまいます。

一度噛み癖がついてしまうと、例えば大型犬であれば再教育をするために訓練に出さなければならなくなることもあります。せっかく家族になった犬を訓練に出すのは寂しいですし、そもそも人間にケガをさせることだけは避けたいところです。

犬のためにも飼い主のためにも、きちんとしたしつけ方法を学び徹底することが大切です。

3. ずっと家族

ずっと家族

当然のことではありますが、犬は一度飼うとその生涯を終えるまで家族です。その心構えをしておくことが一番の準備かもしれません。

犬も家族の一員です。楽しいときも苦しいときも、人生を共にするパートナーです。どんなときも犬の世話だけは怠らない、そういった覚悟が必要です。

また、犬もその生涯のなかで病気やケガを負うことがあります。治療費に思わぬ大金がかかることもあるので、ペット保険の加入を考えるのもいいでしょう。

災害での離別など、やむを得ない事情を抱える場合もありますが、基本的には人生を共に過ごしていくことになります。犬を飼うときは5年後、10年後と、先を見据える心の準備をしておきましょう。

犬を飼うためには住宅環境やしつけへの心構えなど、さまざまな準備が必要です。大変に感じることもありますが、犬がもたらしてくれる喜びはきっとそれ以上です。

愛する犬との生活を楽しむため、きちんとした準備で迎えましょう。

犬を飼うにあたっての準備と心構えは?

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