犬を飼うときに重要な要素として、「飼いやすさ」があります。
もちろん、犬によって性格は違います。また、自分がその犬にとって快適な環境を与えることができるかも重要なポイントとなるでしょう。
ただ、犬種によって性格に傾向はありますから、飼いやすい犬種というのはあります。
今回は、大型犬をピックアップして、飼いやすい大型犬を犬種の説明を交えてご紹介します。
大型犬の特長
大型犬は小型犬に比べると、性格が温厚で人懐っこい犬が多い印象です。そのため、一緒に生活をするうえで飼いやすいと思える犬が多いといえるでしょう。
大型犬は身体が大きく体力もあり運動量が多いので、しっかりと散歩をさせる必要があります。十分な散歩や運動は犬のストレス発散になり、問題行動を抑制させることが期待できます。
また、大型犬は暑さや寒さに弱い犬種も多いので、室内で一緒に住むのが基本です。部屋では運動不足にならないためにも、ゲージに閉じ込めずにフリーで動けるようにしましょう。食事量やボディケアにかかる費用も、小型犬に比べると高くなります。
また、大型犬が老後に寝たきりになったり歩くことが困難になったりした場合は、それを世話する手段がないと大型犬を飼うことは難しくなります。
大型犬は性格が良い犬が多いですが、同時に飼うのにもそれなりの準備や覚悟が必要といえるでしょう。
大型犬で飼いやすい犬種
ラブラドール・レトリバー
大型犬のなかでも飼いやすいと評判が高いのが、ラブラドール・レトリバーです。
ラブラドールは野鳥などを狩る狩猟犬として活躍していた犬種です。人懐っこく人見知りをしにくい性格で、飼い主にも従順なので盲導犬として活躍している犬種として有名でしょう。
子犬のときはやんちゃな場合もありますが、大人になるにつれておとなしくなり飼いやすさを実感するはずです。
ラブラドール・レトリバー同様、ゴールデン・レトリバーも飼いやすい犬に選ばれる大型犬です。
ラブラドールよりも毛並みが長いのでお手入れが大変ですが、初心者でもしつけが簡単といわれており、非常に賢く飼い主に従順なところがあるので、大型犬を初めて飼う人におすすめの犬です。
ジャーマン・シェパード・ドッグ、ドーベルマン
強面のイメージが強いジャーマン・シェパードやドーベルマンも、飼いやすい大型犬として知られています。
どちらも警察犬や軍用犬として使用されているのを見ると、とても初心者が取り扱える犬という印象は持てませんが、その忠実さや賢さが見込まれて責任のある仕事に就かされていると考えてみましょう。
ほかの犬に比べてしつけをしっかりと行うことで、番犬や愛犬などさまざまな場所で活躍してくれるでしょう。
2匹とも見た目とは裏腹に寂しがりやで甘えん坊な性格でもあり、かわいい一面を見せてくれることもあります。しっかりと愛情を持って育ててしつけをすれば、どちらの犬も一緒に生活をしやすい犬として飼うことができるでしょう。
まとめ
大型犬を飼う上での一番のポイントは、高齢になって病気や体力が低下してきた時に、介護できるかどうかだと思います。
ただ、しっかりと老後まで一緒に生活できる環境を整えれば、小型犬や中型犬よりも飼いやすい犬といえるので、検討してみてはいかがでしょうか。