ふわふわの体と愛らしいしぐさが魅力的なうさぎ。一人暮らしの部屋に帰ったときにかわいいうさぎが待っていてくれたら、それだけで癒されそうですね。
ここでは一人暮らしでのうさぎの飼い方や、押さえておきたい大事なポイントについてご紹介します。
教えて!うさぎを飼うのに必要になるものってなに?
うさぎをお迎えする前にそろえたほうがよいものを見ていきましょう。
ケージ
まずはうさぎが1日の大半を過ごすことになるおうちであるケージです。飼い主が一人暮らしだと日中のお留守番の時間も長くなりますので、快適に過ごせるように気をつけてあげたいところです。
ケージにもさまざまなタイプがありますが、引き出し式のトレイがついているすのこ敷きのケージが掃除しやすくて使いやすいでしょう。敷かれているすのこも「木製」「プラスチック製」「金属製のワイヤー」などいろいろです。
うさぎの体の大きさによってはすのこのすき間に足を挟んでしまうこともありますので、体格にあったものを選びましょう。小さいうちだけすのこを外して牧草を敷いてやるのもよいでしょう。
トイレ
おうちの次はトイレです。うさぎはしつければきちんとトイレで排せつができるようになります。
コーナーに置ける省スペースな三角タイプが主流です。体が大きかったり、トイレのときのポジション取りが下手でこぼしてしまったりする場合には、大きな四角いタイプもおすすめです。
トイレに敷くものはペットシーツのみ、トイレ砂のみ、ペットシーツの上にトイレ砂など飼い主さんの飼い方とうさぎの好みに合わせて調整していきましょう。
給水器とエサ入れ
飲み水はボトル式の給水器で与えるのが一般的で、うさぎの大きさに合わせてサイズを選びます。
あまり小さいうちに大きな飲み口のものを選ぶと、水を飲む舌先の力が弱くて水がきちんと出ないことがあるので注意が必要です。
エサ入れと牧草入れはうさぎが食べやすいものなら構いませんが、ケージの壁に固定できるタイプのものだとひっくり返す心配がないのでおすすめです。
その他、かじり木など
そのほかに、そろえておきたいものとして、かじり木やグルーミングブラシがあります。
かじり木はうさぎのストレス解消になります。グルーミングブラシはうさぎと飼い主さんのスキンシップになりますし、抜け毛がお腹に詰まってしまうことを防止してくれます。
それぞれ大事な役目がありますから、最初にそろえておきましょう。
これだけは気をつけよう!
うさぎと暮らす部屋のチェックポイント
室内の温度管理に気をつける
一人暮らしのうさぎの飼い方を考えたときに気をつけたいのが、うさぎのケージを置いている室内の温度調整についてです。
汗をかくことができないうさぎは体温調整が上手でなく、暑さや寒さに弱い生き物です。特に夏場の暑さはふわふわの毛におおわれたうさぎにとってつらいものです。
自分以外の家族がいない一人暮らしでは必然的に日中仕事などで家を空けることも多くなります。1年を通して室内の温度が18~24度になるようにエアコンやサーキュレーターなどを活用して管理しましょう。
冬場はペットヒーターを使用したり、夏場は凍らせたペットボトルをタオルで巻いて置いたりする方法を併用するのもおすすめです。
ケージの置き場所にも注意する
室内の温度管理だけでなく、ケージの置き場所にも注意します。直射日光があたって日中高温になる場所やエアコンの風が直接あたる場所は避けて置きましょう。
またうさぎが環境に慣れてくればケージから出しても問題ないでしょう。室内でのお散歩を楽しむ時間も自然と増えてきます。
うさぎは噛むことが大好きな動物ですから、電化製品のコードや家具など噛まれると困るものにうさぎを近寄らせないようにしましょう。
おさんぽ中にうさぎがうっかり人間の食べ物を口にして病気の原因になることがないように注意することも必要です。