性格/歴史
1797年にヨーロッパの本に登場したのが、ハムスターが人間に知られるようになったきっかけです。
1839年にイギリスの博物館にゴールデンハムスターの標本が展示され、1930年から人工的な繁殖が始まり、現在のハムスターブームへとつながっていきました。
ハムスターは両手を使って食事や毛づくろいをする器用さや愛らしさを持つ動物で、少し臆病な面がありますが、人にもよく懐くため、ペットとしてとても人気があります。
魅力
少量のスペースで飼育可能な点が、ハムスターの大きな魅力です。犬や猫のように芸を覚えることはできませんが、比較的少ない金額で満足のいくペットライフを送ることができます。
マンションなどでも安易に飼育でき、散歩などの必要もありません。室内で細かな世話をし、コミュニケーションを図ることができます。
また、鳴き声や臭いもほとんどないため、回し車の音以外はほとんどご近所トラブルなども無いこともハムスターの魅力の一つと言えます。
飼い方
1日2回の餌と水の交換、定期的に安全な室内で散歩させる、適度にスキンシップを図り病気や怪我が無いかチェックすることを怠らないようにしましょう。掃除も最低でも1週間に一回は行うようにします。換毛期のある動物ですので、毛の生え代わる時期は特に入念な掃除を行い、衛生環境を維持できるようにしましょう。
寿命
ハムスターは約2年半というとても短い寿命の生き物です。2年半を全うできるように、飼い主として万全の飼育環境を用意するようにしましょう。
気をつけたい病気
ハムスターは滑車に足を挟む事故や、脱走しての怪我などに気を付ける必要があります。
また下痢も体の小さなハムスターにとっては命取りになる病気ですので、エサの鮮度や水分量をきちんと管理するようにしましょう。人間のお菓子などは絶対に与えないようにしてください。
げっ歯類という延々に歯の伸び続ける生き物ですので、歯が曲がったりしないように、固い餌や齧り木を与えて、適度な長さの歯を維持できるように気を付けましょう。
価格相場
ハムスターの価格は700円から2,000円が相場と言えます。ノーマルの毛色のハムスターは1,000円前後で購入でき、長毛種や変わった毛色のハムスターはそれより数百円高いことが多いです。チャイニーズハムスターは飼育できるハムスターの中でも珍しいため、平均的な予算では購入できない場合があります。また、販売店も専門店などに行かないと出会えないことがほとんどです。
ゴールデンハムスターとジャンガリアンハムスターは入手しやすく価格も比較的安価です。ですがロボロフスキー、キャンベル、チャイニーズは入手しにくく少し高いハムスターとされています。
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