性格/歴史
ミャンマー原産のバーマンは、釈迦より前から存在した聖なる猫として有名です。
フランスで繁殖が始まった歴史があり、一度絶滅しかけたこともありました。しかし、イギリスからの輸入で繁殖を再開します。そして、1967年にはCFA(Cat Fanciers’ Association)の認定を受け、キャットショーにも出演するなど世界的にも有名な猫となりました。
性格は温厚で賢く、日々のんびり寝て過ごすようなおだやかな種類の猫で、青い瞳と脚部の白い被毛が特徴です。
魅力
バーマンの魅力はなんといってもその性格です。初めてペットを飼う人にとっても懐きやすく、従順で愛嬌のある性格は最大の魅力といっていいでしょう。
見た目の特徴、手足の先にある白い手袋のような被毛、ふさふさした尻尾もバーマンのチャームポイントです。
非常に甘えん坊なところがあるため、飼い主の行く先々について回るほど懐いてくれる場合があります。
人間を好きな事もあり愛嬌のあるかわいらしい笑顔は家族の癒しになってくれる魅力的な猫です。
飼い方
バーマンはのんびり寝て過ごすことが多い性格ゆえ、太りやすい体質です。
若い頃は運動量も多く、常に肥満を意識する必要はありませんが、高齢になればなるほど肥満のリスクは増加します。バランスの良い食事と、それに見合う運動量を遊びで作り出してあげることが大切です。
また長毛種で毛球症になりやすいため、猫草を食べさせたり被毛のお手入れなどで対策をしておく必要もあります。
寿命
バーマンの寿命は一般的に10~13歳です。場合によっては15年を超えて生存することもあります。
気をつけたい病気
バーマンは命に関わるような重篤な疾患は少ないですが、遺伝的な疾患に気をつける必要があります。
まず、歩き方が変だったり、歩行そのものができなくなった場合「股関節形成不全」を発症している場合があります。関節が外れやすいのも特徴でよく脱臼することが多く日々の観察は重要になってきます。
その他にも先天的な貧毛症や白内障、尻尾の先が壊死する病気の危険性もあります。またペルシャ猫とも交配による肥大型心筋症を患うこともあります。
価格相場
一般的なペットショップで販売されるバーマンの価格は13~20万円ほどです。
キャットショー出演経歴やさまざまな賞を持っている場合は20~30万円とやや高額で取引されています。脚部の被毛の模様でも価格の違いが存在するほか、性別もオスよりメスのバーマンのほうがやや高価格です。
ブリーダーからの直接購入の場合は10~20万円前後の価格で購入できます。
バーマンは全体的にみると販売頭数が少ないため、ブリーダーからの直接購入が多い傾向にあるほか、里親制度を利用して引き取る方法もあります。