日本でもペットとして人気急上昇中の小動物!デグーの特徴・飼い方

デグー

性格/歴史

野生のデグーは南アメリカのアンデス山脈の麓に生息しています。

デグーが最初に書物で紹介されたのは、チリの牧師であるFather Juan Ignacio Molina が1782年に発表した「Saggio sulla Storia Naturale del Chile 」だと言われています。

1960年代の半ばには、研究目的で英国や米国にデグーが持ち込まれて飼育が始まり、人への懐きやすさから最近ではペットとしての人気が高まっています

魅力

デグー

デグーはとても知能が高く、環境を整えてあげて安心させることで人に早めに懐いてくれるのが魅力的です。

「アンデスの歌うねずみ」と呼ばれているデグーは、非常にコミュニケーション能力が高く、感情表現が豊かです。

くるくると変わる表情だけでなく、回し車を回したり、上下に高さのある動きをしたり、床材を深めに敷いてあげると穴を掘る動作をしたり。

活動的で見ている者を飽きさせません。ずっと見ていたい愛らしい動きも魅力のひとつでしょう。

飼い方

デグーを長生きさせるためには伸び続ける歯を調整する必要があります。

主食に茎の硬い牧草などを選び、おやつににんじんやひまわりの種を少量、体内で作ることのできないビタミンCを補うためにデグー専用のフードも併用すると良いでしょう。

また、活発なデグーが十分に運動できるように高さと広さのあるケージを用意すると良いです。きれい好きなので砂浴びができるようもしてください。

砂浴びの場所を作り、眠る時に安心できる巣穴を用意してあげる等、安心して暮らせる環境を整えてあげてストレスを溜めないようにすることが、寿命を長くすることに繋がります。

寿命

家庭で飼育する場合、デグーの平均寿命は6~8年です。

気をつけたい病気

デグーは暑さに弱いため、熱中症には注意しましょう。適温はおよそ19~25℃前後と言われているので、エアコンを活用して温度調整してあげることが必要です。

デグーは糖分を分解するのが遅く糖尿病になりやすいため、糖分の多いエサはできるだけ避けます。

敵から身を守るため弱っているところを隠す習性があるので、尿や便の異常や食欲の無さに気づいたら早めに病院に連れていくことが大切です。また、不潔な環境は病気を引き起こしやすいので、ケージの掃除もマメにしましょう。

デグーを診てもらえる動物病院は多くないので、飼育を始める時にはインターネットなどを活用して近所に診察を行っている病院がないか探しておくことも大切です。

価格相場

デグーの購入価格に関しては、ブリーダー業者や輸入代理店を通して仕入れられた個体は価格が高くなることが多く、自家繁殖されたデグーは安価なことが多いです。

色によっても価格差があり、ノーマルカラーであれば4,000円から10,000円程度で購入できますが、ブルーのように人気の高い色になると7,000円から20,000円程度です。

バイカラーの珍しい色の組み合わせのデグーでは、販売価格が40,000円近くになるものもあります。綺麗で珍しい色のものほど高価です。

デグーの基本情報

分類 げっ歯目(ネズミ目)デグー科デグー属
体長 頭胴長:12~20cm
体重 350グラム以下
生態
  • 草食性
  • 適温はおよそ19~25℃前後
  • 知能が高い(このサイズの哺乳類の中では)
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