モルモットは飼いやすい?魅力や飼い方についてご紹介

モルモット

性格/歴史

今でこそ、ペットとして流通しているモルモットですが、もとは南米の山岳地帯に住んでいた動物です。その後、繁殖能力が高いことから食用として現地で家畜として飼われるようになり、1770年代頃にアメリカを中心として世界中でペットとして飼われるようになりました。

モルモットの性格は、穏やかで臆病な個体が多いのが特徴。少しの物音でも過敏に反応するためストレスも溜まりやすいですが、小さな頃から愛情を持って接していれば比較的人慣れしやすい動物でもあります。

魅力

モルモットの魅力は、何と言っても毛の長さと模様です。

一口にモルモットといっても、メジャーな短毛、長毛の他、頭頂部の逆立った毛が特徴のクレステッドや捻じれ毛が特徴のテディ、毛がないスキニーなど種類は様々。また、長毛でも巻き毛のようになっているアビシニアンや、ストレートが特徴のぺルビアンがいたりと、個性豊かな見た目は他の小動物と比べても抜きんでています。

また、毛の色も豊富で、1色だけの個体から3色の三毛柄まで見ているだけで楽しめるのが魅力です。これら毛の長さによっても性格が異なる点も、面白いポイントの一つといえるでしょう。

飼い方

基本的に、モルモットは暑いのも苦手ならば寒い環境も得意ではありません。そのため、部屋の温度は常に20~25℃程度に保ってあげるようにしましょう。

エサはモルモット用のペレットとネギ類以外の野菜で十分です。おやつも売っていますが、与え過ぎると肥満になってしまうのでご褒美としてあげるくらいが丁度良いです。

寿命

モルモットの寿命はおよそ5~8年程度とされていますが、中には10年くらい生きる長寿な個体もいます。

できるだけ長生きできるように、ケージは清潔な状態を保ち、ストレスを与えないような環境で飼ってあげましょう。

気をつけたい病気

モルモットの病気の中でも、特に多いのが皮膚疾患と不正咬合です。

皮膚疾患の原因は主にシラミとダニです。体についたものを取ろうとして爪で皮膚を傷つけてしまったり、脱毛するなどの症状が見られます。これは高温多湿な場所で起こりやすいので、温度管理に注意しましょう。

不正咬合とは、歯の噛み合わせが悪く、よだれが出たり上手くエサを食べられなくなってしまう病気です。歯が伸びやすくなり、口の中が傷つきやすくなるので、症状が見られたら病院へ連れて行くなどなるべく早い処置が必要といえます。

ペレットばかり食べていると起こりやすくなるので、チモシーもしっかり食べさせるようにしてください。

価格相場

モルモットの価格相場は、毛の長さや種類によって異なります。

一番安いのはイングリッシュと呼ばれる短毛種で、およそ2,000~3,000円前後。長毛種はそれよりもやや高く、6,000円前後。クレステッドやテディは珍しい種類になるので、1万円を超える個体も珍しくはありません。スキニーは流通している個体が少ないため、2~5万円程度で売られていることが多いです。

もちろん、ペットショップによって価格は異なりますが、相場よりも大幅に安い場合は個体に何かしらの異常がある可能性が高いので購入は慎重に行った方が良いでしょう。もし値段が表記されていない場合は、一度店員さんに聞いてみてから購入しましょう。

モルモットは飼いやすい?魅力や飼い方についてご紹介

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