性格/歴史
アメリカンカールのルーツは、その名の通りアメリカにあります。
1981年、カリフォルニア州に住むとある夫婦のもとに耳がカールしている猫が迷い込んできたのをきっかけに交配をはじめました。
その迷い込んできた猫はシュラミスと名付けられ、シュラミスが出産した四匹の子猫のうち二匹は耳がカールしており、1983年に正式に承認されたばかりの比較的歴史の浅い猫です。
性格は明るく、人なつっこい傾向があるので、甘えてくる猫を好まれる方にぴったりの猫といえます。
魅力
アメリカンカールの魅力は、なんといっても特徴的な「カールした耳」でしょう。
その特徴的な耳は、他の猫とは一味違った印象をあたえます。
また、猫は一匹で過ごすことを好むイメージがありますが、アメリカンカールは社交性もあるので、他の猫や動物と仲良くできるのも大きなポイントです。警戒心もそれほど強くなく、知能も高いためしつけにも困りません。
控えめな猫なので、マンションにお住いの方もご近所を気にすることなく飼えるのも魅力のひとつです。
飼い方
飼い方としてはアメリカンカールは人に遊んでもらうことを好む傾向があるので、おもちゃなどを使い積極的に遊んであげるようにしましょう。
また、耳がカールしているためつい触りたくなるかもしれませんが、むやみに触ると怪我の原因になることもあるので控えたほうが良さそうです。
寿命
アメリカンカールの寿命は、育った環境や元々の体質などで個体差はあるもの、一般的には13歳から16歳くらいだといわれています。
他の猫の平均寿命は15歳ほどなので、アメリカンカールは平均的な寿命の猫だといえます。
気をつけたい病気
アメリカンカールがかかりやすい病気のひとつに、毛球症があります。
この毛球症は猫の生活習慣病ともいえる病気で、毛づくろいなど何らかの原因で飲み込んでしまった体毛が、消化器官につまってしまった状態のことをいいます。毛球症になると食欲が落ちたり、便秘がちになったりするので注意深く観察してあげましょう。
また、アメリカンカールは耳の構造が特徴的なので外耳炎のリスクも高くなります。外耳炎は耳に強いかゆみが起こるため、耳を掻くことが増えた時には動物病院へ連れていきましょう。
価格相場
アメリカンカールの相場は、購入先がぺットショップなのか、あるいはブリーダーなのかによっても大きく変わってきます。
ぺットショップの場合は20万円から25万円、ブリーダーからの購入であれば15万円から25万円と、ぺットショップでの購入のほうが高くなる傾向にあるようです。
また、アメリカンカールは耳のカールも価格に反映されてくるので、耳のカールが強い猫であればさらに数万円ほど価格が跳ね上がることもあります。