性格/歴史
シャルトリューは原産地がフランスの猫です。ただ、ルーツに関してはどこなのか、はっきりしていません。「北アフリカから来たのではないか」「スペインの羊毛に由来している」「シリアの猫の血が流れている」など……、様々な説があります。
第二次世界大戦の時、シャルトリューは絶滅の危機に追い込まれた過去がありますが、人間の手で交配が行われ現在に至ります。
性格は数多く存在する猫の中でも知的なことで知られており、賢いだけでなく比較的控えめな猫です。
魅力
シャルトリューの魅力としてまず挙げられるのは、飼いやすさです。
大きな声で鳴いたりすることがあまりないため、マンションなどでも周囲を気にせず飼えるのではないでしょうか。知的な猫ではありますがじゃれるのが好きな一面も持ち合わせており、飼い主を飽きさせません。
きれいなシルバーブルーの毛色も魅力の一つ。ロシアンブルーも同じ毛色ですが体型は違っていて、シャルトリューのほうがガッシリしとした胴体に短めの足という特徴があります。
また、シャルトリューは「犬のような猫」といわれることもあり、自由奔放な猫のイメージをくつがえすほど飼い主に対して従順です。まさに癒やしを求める方に最適な猫といってよいでしょう。
飼い方
シャルトリューの毛は比較的抜けにくいという特徴があります。
ですから、シャンプーで毛穴の奥の汚れをしっかり落としたり、毎日1回はブラッシングをしてあげることも大切です。そうすれば綺麗な被毛を保てるでしょう。
寿命
もともとの体質や生活環境などで差は出てきますが、一般的にシャルトリューの寿命は、他の猫と同じくらいの13年から16年ほどといわれています。
健康管理に気を配れば、さらに5年以上寿命を延ばすことも可能です。
気をつけたい病気
シャルトリューにも、特に気をつけなければならない病気があります。
シャルトリューはブルーの被毛が印象的ですが、その反面皮膚病のリスクが高い猫です。何らかのアレルギーや日光が原因になることもあり、症状にはフケや発疹、脱毛などが挙げられます。
また、熱さにも強くないため熱中症にも気をつけなければなりません。窓を閉めきった部屋で長時間そのままにしていると発症したりするので、換気はきちんと行い温度管理にも気を配りましょう。
価格相場
シャルトリューの相場は、購入先によって少し変わってきます。
ペットショップであれば15万円から20万円、ブリーダーから購入する場合は10万円から15万円と、ブリーダーからの購入のほうが安くなる傾向があります。
親猫がキャットショーに入賞した経歴があれば、価格はより高くなり30万円以上になるケースも。毛並や目の美しさ、恵まれた体型などの条件がそろった場合は、価格に反映されて相場以上の価格になります。