盲導犬や介助犬としても活躍!ゴールデン・レトリバーの特徴と飼い方

ゴールデン・レトリバー

性格/歴史

ゴールデン・レトリバーは明るく穏やかな性格なので、子どもとも相性よくやっていけます。また、常に周りへの注意を怠ることがなく、学習意欲も旺盛です。

さらに、体を動かすことをよく好むので、1日中走り回っていても飽きません。一方で、警戒心が強く知らない人に対してはよく吠えます。

ゴールデン・レトリバーはスコットランドにおいて、19世紀半ばにヌースというレトリバー犬とツイード・ウォーター・スパニエルというレトリバー犬を掛け合わせることで誕生しました。

当時、鳥を狩猟した際に水の中に入って行って獲物を取ってきてくれる、勇敢で力強い犬が人々に求められていました。そこでゴールデン・レトリバーが誕生したのです。

魅力

ゴールデン・レトリバー

ゴールデン・レトリバーの魅力は、なんといってもその陽気で人当たりの良い性格です。最初こそ知らない人には警戒しますが、触れ合って親しくなると、とても人になつきます。

そして、本来狩猟犬として交配されただけあって、強靭な体力、かつ優れた回収能力を誇っています。ボールを取ってこさせるために投げると、疲れることなく何度も何度も取りに行きます。

またその学習能力の高さから、盲導犬や介助犬として体が不自由な人の身体面、さらには精神面を支える非常に優れた犬種です。

飼い方

ゴールデン・レトリバーは子犬の時から力が強いので、子犬のうちにしっかりしつけをしましょう。毛玉ができやすいため、ナイロンブラシや獣毛ブラシで毎日ブラッシングしてあげましょう。

屋外で飼う場合は家族の見える場所で飼うようにし、適度な日当たりや風通しなどに十分気を使ってあげてください。

有り余るほど体力があるので、毎日運動をさせ、散歩はある程度時間をかけてしっかり連れて行ってあげましょう。

食事は朝と夕方の2回に定着させ、成長期には栄養バランスにも気を使いましょう。

寿命

ゴールデン・レトリバーの寿命は、だいたい10才から13才です。

気をつけたい病気

ゴールデン・レトリバーがよくかかる病気として、股関節形成不全というものがあります。

生後4か月ほどで、足を引きずる、腰を左右に振りながら歩くといった症状が現れます。この原因は遺伝によるものが多いですが、肥満や過剰な運動など、生活に原因がある場合もあります。

また、耳が垂れているため外耳炎にかかる場合や、皮膚が弱いためアトピー性皮膚炎になることもあります。

最も恐ろしい病気は、胃捻転(いねんてん)という胃がねじれてしまう病気で、これにかかると短時間で死に至ってしまう可能性があります。胃捻転を防ぐには、食後すぐの運動を控えさせ、一気食いをさせないようにしましょう。

価格相場

ゴールデン・レトリバーの価格は種類によって変わります

金茶色の色をしたよく見かけるゴールデン・レトリバーは、だいたい10万円から30万円が相場になっています。一方で、白っぽい色をしたゴールデン・レトリバーだと、相場は50万円以上になっています。

これは、この種類のゴールデン・レトリバーのブリーダーが、まだ日本には少ないからだそうです。

インターネットでは5万円以下でゴールデン・レトリバーの子犬が取引されている場合や、血統書のついた子犬だと60万円以上するという場合もあります。

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