性格/歴史
ラブラドール・レトリバーの性格は、知能が高く賢いことや、反応が早いことなどです。優しく、穏やかで、人といることがとても好きな犬ですが、その反面、寂しがり屋でもあります。
16世紀にヨーロッパの漁民が連れていた犬が「ラブラドル半島」に残され、時が経ち再びヨーロッパに戻ったのがラブラドール・レトリバーの歴史です。日本には昭和40年代頃に紹介され、その賢さ、人が好きという性格から人間のサポートをする補助犬として採用されています。
魅力
ラブラドール・レトリバーの魅力は、人と共に行動をするのが好きという性格や賢さが挙げられます。何事にも一生懸命な姿が微笑ましいです。また、表情が豊かでかわいらしいことも魅力の一つで、垂れ耳、垂れ目、緩んだ口元が様々な表情を作り出しています。
毛色は、イエロー、ブラック、チョコレートの3色あり、一番人気はイエローです。ブラックは「黒ラブ」という愛称までついています。チョコレートは頭数が少ないことで人気です。
飼い方
ラブラドール・レトリバーを飼育するときに気を付けたいのは、太りやすいことです。走らせたりする必要はありませんが、散歩は欠かせません。食事の量や、運動に気を付ける必要があります。
賢い犬ですが、賢さを引き出すためにはしつけがとても大切です。人と行動することが好きな犬であることを忘れないように接します。
寿命
寿命は10歳から14歳と言われています。6歳からシニア犬、10歳からは高齢犬とされ、年齢に合った飼い方が必要です。
気をつけたい病気
ラブラドール・レトリバーの特徴でもある垂れ耳は、その構造から蒸れやすいため外耳炎を発症しやすいです。耳のチェックや、掃除をして乾燥させることが必要になります。
食欲が旺盛であるため、肥満になりやすいです。肥満になり、体重が増加することで関節炎になってしまいます。ラブラドール・レトリバーは遺伝で関節の病気になりやすい犬種です。
胸が広い大型犬に多いのが胃捻転で、ラブラドール・レトリバーにも起こりやすい病気でもあります。食後すぐに運動をしてしまうことで発症しやすくなるため注意が必要です。
価格相場
ラブラドール・レトリバーの子犬の価格相場は、およそ20万円です。ペットショップで購入するのか、ブリーダーから購入するのかなど条件で価格は変わります。
特に、血統証明書がある場合、子犬の両親によって価格は変わります。高額になるのは、両親もしくはどちらかがドッグショーで受賞した経歴があることです。
また、ラブラドール・レトリバーがなりやすい関節や目の遺伝病について、両親が検査を受けていることでも高額になります。