性格/歴史
トンキニーズの起源には諸説ありますが、1950年代~70年代にかけてカナダやアメリカのブリーダー達がシャム猫とバーミーズを交配させて誕生したというのが定説です。
何世代にも渡る選択繁殖の努力の結果1974年にカナダで新猫種として公認、次いでアメリカでも公認される運びとなりました。
性格はシャム譲りで好奇心旺盛で活発、物怖じせず人間はもちろん先輩猫が居ても素早く状況に馴染むバーミーズのような高い環境適応能力が備わっています。
魅力
トンキニーズは短毛種で筋肉質、しなやかな毛並みの上品さ漂うルックスが魅力的です。アーモンド状の少しつり上がった目が凛々しさを引き立てています。
ある程度定まったコートパターンとチョコレートやシャンパンをはじめとする毛色の組み合わせは70種類以上にも及びます。
また、短毛で体に沿って流れる様に生えた毛並は非常に手触りがよく、抱き心地はミンクコートを抱えた様な気持ちよさと言われる程です。
スキンシップを怖がらない性格なので触れ合ってその上質な毛並を愛でる事が出来るでしょう。
飼い方
トンキニーズは好奇心旺盛で何にでも興味を示してしまうため、不用意にドアや窓を開けっぱなしにしておくと勝手に外へ出て迷子になってしまいます。
こまめに戸締りを心がける事が一般的に推奨されています。
猫にしては人懐こくコミュニケーションを好むので積極的にしつけを行う事でストレス軽減が可能です。
寿 id=”h0301″命
トンキニーズの平均寿命は15~17歳程度とされています。
運動量が多い品種なのでキャットタワーなど場所を上手く使って運動スペースを確保してあげる事で健康的な状態が保てるでしょう。
トンキニーズの基礎猫であるシャムとバーミーズは元来遺伝性疾患に弱いため、養殖家は慎重に交配を重ねトンキニーズを遺伝性疾患の少ない品種として仕上げました。トンキニーズを飼育する際に気を付けたい病気は皮膚疾患と尿路結石でしょう。
皮膚疾患は発疹やかゆみが原因でかきむしる、舌で過剰に舐めたりなどで脱毛が見られる事がサインです。アレルギーやダニ・ノミ、ウィルスなど様々な原因が考えられますが、飼育環境を清潔に保つ事が何よりの予防策となります。
尿路結石は排尿の異臭や血尿などがサインです。マグネシウムの少ないペットフードを与えたり塩分を控え水分をこまめに採らせたりする事が予防策として挙げられます。
価格相場
トンキニーズの価格相場はペットショップで15万円前後、専門店で販売されている品種として理想的なトンキニーズは30万円程度となっています。
被毛バリエーション豊かな品種ですが、ポイント模様の入ったトンキニーズは特に人気です。
中型でスリムな体型ですがその実筋肉質なのが特徴ですので、被毛の毛並がなめらかでがっしりした体つきのトンキニーズは健康的な状態にあると言えます。選定時のチェックポイントの1つとして考慮してみて下さい。