初心者が飼うのは難しい?愛嬌のある顔が魅力のブル・テリアの特徴・飼い方

ブル・テリア

性格/歴史

ブル・テリアはイギリス原産の中型犬です。

最初は闘犬として、ホワイト・イングリッシュ・テリアとスタッフォード・ブル・テリア、オールド・イングリッシュ・ブルドッグを交配させて作られました。その後、家庭犬として改良されたのが現在のブル・テリアになります。

とても賢い性格をしていて、飼い主や家族に対して愛情深くて、忠誠心が強いです。一方で、警戒心が強く、知らない人や犬に対して攻撃的になり、敵意をむき出しにすることもあります。

幼少期のしつけが重要な犬種なので、初心者が飼うのは難しい犬種と言えます。また、もともと闘犬として作られたことから狩猟本能が強いため、猫や小動物との多頭飼いは避けたほうが良いでしょう。

魅力

ブル・テリアは、マズル(鼻口部)と額の間にあるストップと呼ばれるくびれがありません。そのため、横から見ると卵のような形をしています。

ブル・テリア

ブル・テリアの魅力は、その卵のようなのっぺりとした大きな顔でしょう。小さな目と三角の立ち耳もあいまって、なんとも愛嬌のある顔をしています。

また、活発で遊び好きな性格も魅力です。がっしりとした筋肉質な体型で運動好きですし、アウトドアで一緒に遊びたいという人にはマッチする犬種でしょう。

飼い方

ブル・テリアで一番重要なのは幼少期のしつけです。知らない人や犬、猫などに対して攻撃的な面があるので、社会性を身につける訓練が必要。訓練するためには、まず飼い主がリーダーであることを覚えさせましょう。

また、遊び好きで運動量が多いので、毎日1時間以上、しっかりと運動や散歩の時間を確保する必要があります。

光沢のある短い毛をしているので、被毛の手入れはあまり手間がかかりません。しかし、被毛が短いので寒さに弱く、室内での飼育をおすすめします。室内でも温度管理に注意が必要です。

寿命

ブル・テリアの寿命は11~14歳と言われています。

他の犬種と比べても平均的な寿命ですが、遺伝性疾患を持つ個体も多く、寿命にバラツキがあります。

気をつけたい病気

ブル・テリアは遺伝性疾患が多い犬種で、水晶体脱臼心臓疾患に気をつける必要があります。

水晶体脱臼は目の病気で、放置すると最悪のケースでは失明にいたります。投薬治療で病期の進行を遅らせることが可能なので、早期発見のためにも定期的な健康診断を受けるようにしましょう。

また、ホワイトは聴覚障害にも注意してください。白い毛色にするためにダルメシアンを交配しているのですが、ダルメシアンは聴覚障害を持っている個体の割合が多く、ホワイトも聴覚障害の可能性があるからです。

価格相場

ブル・テリアの購入金額は、20~30万円程度。毛色や柄によって値段が変わり、ホワイトが人気です。

購入する場合はブリーダーからになるでしょう。ブル・テリアは、日本国内では個体数が少ないので、ペットショップではあまり販売されていないからです。

ブル・テリア

他の犬と同様、生まれてから期間が経過すると値段が下がる傾向にあります。

でも、幼少期のしつけが大切な犬種なので、しつけをはじめる目安の生後2ヶ月ぐらいの個体を購入するようにしましょう。

初心者が飼うのは難しい?愛嬌のある顔が魅力のブル・テリアの特徴・飼い方

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