ペット保険を販売しているアイペット損保が、5/16に「ペットの傷病ランキング」を発表しました。
このランキングはアイペット損保が2016年に契約者に保険金を支払った案件を集計。請求件数の多い傷病や平均診療費がわかるので、日頃の健康管理やペット保険の加入検討に役立つ情報です。
上記のページから気になったところを3つご紹介します。
飼い主が気づきやすい傷病が上位にランクイン
犬・猫合わせて請求件数が多かった上位は「皮膚炎」「外耳炎」「下痢」。
犬と猫を別々に見ても、上位3つの傷病は同じでした。5位の「異物誤飲」も含めて、飼い主が異変に気づきやすい傷病が上位になっています。
順位 | 傷病名 | 平均診療費 |
---|---|---|
1 | 皮膚炎 | 11,776円 |
2 | 外耳炎 | 8,167円 |
3 | 下痢 | 8,812円 |
4 | 腫瘍 | 72,359円 |
5 | 異物誤飲 | 41,254円 |
7歳以上の高齢犬・猫では「腫瘍」が1位
また、「腫瘍」が総合4位になりました。しこりができるなど表面的に気づくこともありますが、腫瘍は他の傷病に比べると発見するのが難しい病気です。
気づきづらい病気ですが、高齢になると腫瘍になりやすいというイメージは強くなっているのかもしれません。
実際に、腫瘍は高齢の犬・猫でなりやすい病気で、年齢別のランキングでは高齢(7歳以上)で犬、猫ともに1位になっています。
順位 | 高齢犬(7歳以上) | 高齢猫(7歳以上) |
---|---|---|
1 | 腫瘍 | 腫瘍 |
2 | 皮膚炎 | 腎不全 |
3 | 外耳炎 | 皮膚炎 |
4 | 歯周病 | 膀胱炎 |
5 | 僧帽弁閉鎖不全症 | その他心疾患 |
椎間板ヘルニアの平均診療費は30万円超
手術をともなう傷病のランキングでは、腫瘍が1位になりました。上位の傷病の中では、椎間板ヘルニアの平均診療費が329,451円と一番高額。
他にも、手術をともなう場合は、異物誤飲や骨折などでも平均診療費が10万円以上と高額になっています。全体的に手術費用が高額になっているのは、以下の理由があるそうです。
CTやMRIなどの医療機器の発達や、技術の進歩による専門医の増加、手術に伴う入院等によって手術費用は高額になる傾向があることが伺えました。
ペットの傷病ランキング | ペット保険のアイペット損保
順位 | 傷病名 | 平均診療費 |
---|---|---|
1 | 腫瘍 | 97,227円 |
2 | 歯周病 | 58,889円 |
3 | 異物誤飲 | 127,550円 |
4 | 膝蓋骨脱臼 | 195,878円 |
5 | 骨折 | 196,965円 |
6 | 子宮蓄膿症 | 120,070円 |
7 | 椎間板ヘルニア | 329,451円 |
8 | 尿石症 | 125,661円 |
9 | 前十字靭帯断裂 | 291,157円 |
10 | 大腿骨頭壊死症 | 139,861円 |
これだけで、誰でもペット保険に入ったほうが良いとは言い切れません。でも、手術費用が高額になる傷病にかかりやすいペットを飼う場合は、ペット保険に加入しておいたほうが万が一の時に安心なのではないかと思います。
例えば、椎間板ヘルニアになりやすいミニチュア・ダックスフンドやビーグルや、骨折しやすいポメラニアンを飼う場合は、ペット保険に加入しておいたほうが良さそうです。
さらに詳細を知りたい人は、アイペット損保のページをご覧ください。